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めるまがきっず「流行る同人ゲームのしかけ(その5)」


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//         ☆ めるまがきっず ☆
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//     〜ゲームプログラミングを主とした、ゲーム制作支援メルマガ〜
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// 配信者:
//   早瀬 竜也(たつにい)
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// 配信日:
//   2008/09/09
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// 第24回 「流行る同人ゲームのしかけ(その5)」
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突然ですが……

「流行る同人ゲームのしかけ」というシリーズは
これで最後にしようかなと思っています。

ですから今回は、ホンネとしては門外不出したかった、
マーケティングやセールスについても語ります。

ただ、コレはあくまでも僕の「知的創造」に過ぎません。


「すべてのものは二度つくられる」

万物にはまず「知的な第一の創造」があり、
それから「物的な第二の創造」があります。

知的創造は、頭の中での創造物の完成図であったり、
アイディアであったり、企画書、仕様書だったりします。

そして物的創造は、そのアイディアを実際に作り上げたモノです。


僕はマーケティングやセールスを学び、沢山の知識を身に付け
そして、更に沢山のアイディアを日夜考えて、発想しています。

ただ、実際はアイディアが浮かんだだけで、それら全てを
実際に作ったり、実行しているわけではありません。

なぜなら、アイディアを出す知的創造は、考えつけば
一瞬で済むのに対し、実際に作る物的創造はどうしても
その規模なりの制作時間がかかってしまうからです。




ちなみに余談となりますが、僕が本や経験から学んだセールスの
ノウハウは、僕のサイトでのeBookの販売に使っています。

特にゲームプログラムのeBookのページには、隠されたところに
ちゃっかり色々なセールスノウハウをちりばめているのです。

だからこそ、お値段が高いにも関わらず、何気に売れたりするのです。

まぁ買ってくださる方が、ゲームプログラマー候補者として
非常に優秀だからこそ、高額でも買われるのでしょうけどね。


もし宜しければ、下記の販売ページにて、
僕のセールスノウハウを探してみてくださいね。

ゲームアルゴリズム勉強用ライブラリ




では、今回語ろうと思うことは、
「ゲート・フロー」と「どんでん返し」です。

これらは口コミを起こすための手法です。

楽しんで読んでいただけると幸いです。




●ゲート・フロー


「五月雨を あつめて早し 最上川」

これは、知っていらっしゃるかたも多いかと存じますが、芭蕉の句です。


多くの山川から五月雨を集め、やがて日本三大急流とも言われる、
大きく、勢い良く流れる川となり、日本海へと入る大河となります。

そして、この最上川の流れと同じように、ゲームが流行る時だって、
一個一個が売れていくのは山川の五月雨のような小さな流れですが、
それらが集まり、徐々に勢いを増し、周りを巻き込みながら成長し、
やがては日本を代表するような、記録的な大ヒットとなるのです。


ところで、前回のメルマガの内容を覚えていらっしゃるでしょうか?

よく覚えていない方、忘れてしまった方、登録したばかりで
前回の内容を読んだ事のない方は、下記リンクより読めますので
もしよろしければ、おさらいしていただけると助かります。

流行る同人ゲームのしかけ(その4)


さて、以前のメルマガをおさらいしてくださったことを祈り、
「流行らせる」ということは、どういうことかを説明します。

流行ったものには、「下手な鉄砲、数撃ちゃ当たる」的な作品が、
たまたま流行ったものと、いろいろと調査をしたりしかけを作り、
人為的に流行らせた経緯のある、二種類のものが存在すると思います。

残念ながら、どの作品が前者でどの作品が後者なのかの例をあげることは
できませんが、人為的に流行らせる事が出来るのなら、したいですよね?

そのために「流行らせる」ということをしっかりと理解しましょう。




流行るということは、勢い良く「流れる」ということです。

そして流行らせるということは、「流れを作る」ということです。




いいですか? もう一度言いますよ!




流行るということは、勢い良く「流れる」ということです。

そして流行らせるということは、「流れを作る」ということです。




「流行る」という漢字はどう書きますか?

「流れ」という漢字が含まれていますよね。

だから流行らせるというのは「流れを作る」という事なのです。

ちなみに流れはカタカナ英語(苦笑)では「フロー」と言いますよね。


ところで、みなさんはニコニコ動画を知っておりますか?

ネットを使っている皆さんなら、知っている人も多いと思います。

ニコニコ動画を見ていると、どんな動画が流行っているかが
あからさまにわかってしまうため、とても面白いです。


今の時代はインターネットという非常に強力な
「流れを作る」ことが可能なツールがあります。

だったら、これを利用しないのは凄く勿体無いです。


流行る同人ゲームは、確かに他のゲームよりも抜きん出て面白いけど、
ゲームの面白さは、その「流れ」を形成する要素の一つに過ぎません。

「このゲームは面白い!」→「友達にオススメしよう!」

面白いゲームが、そのゲームを楽しんでくれる人にプレイされれば、
上記のような「口コミ」が生まれ、それが新たな流れになります。

まぁ、そうして出来た新たな流れが、更に他の人に「口コミ」を広め
まるで伝染病のように次々と感染すれば、こちら側は何もせずとも
自動的にどんどん売れていき、それが流行るということになります。

ゲームの面白さは確かに大切であり、必要不可欠な要素です。

でも、そんなことは誰だって知っていることであり、今更です。


誰しもが知らないことは、流行の源泉……最初の売り出しです。

無名の同人ゲームサークルが初めて作り上げた同人ゲームが発売されたら
それが実際に面白いのか、それもとつまらないのか知ってる客はいません。

たとえそのゲームが名作であろうとも、逆にクソゲーだろうとも、
ゲームの実際の内容は、最初の売り上げには一切関係ありません。

そのとき関係あるのはパッケージを見て、感じたイメージが主です。

「このゲーム、面白そう!」
「なんだこれ? ネタか?」
「うはwwこれ絶対クソゲーだろ!」
「おおおお! これは買いだ!」

でも、実際ゲームの内容に自信があるのに、単なるイメージだけで
「つまらなそう」とか「クソゲーなんじゃね?」って思われるのは
ぶっちゃけた話、僕はイヤですし、あなたもイヤではありませんか?

でも、パッケージの情報量はとても少ないので仕方の無いことです。


まぁ、僕の場合はコミケでの販売よりも、むしろインターネットでの
ゲームのダウンロード販売の方に興味があるので、パッケージは
サイトのコンテンツにさし代わる訳ですが、これが効果的と思います。

ゲームの情報を多めに与えるということは、お客様に対して
ゲームを買うか買わないかの判断材料を与えるということです。


例えば動作環境。

同人ゲームは大抵、PCゲームですから、動作環境が明記されて
いなければ、買ったところで動かないという可能性があります。

買ったのにゲームが遊べないというのは、
悪い口コミが流れる原因になります。

せっかくお金を払ったのに、ゲームの内容どころか
そのゲーム自体が動かないのは最悪ですからね(笑)

こういった問題を事前に防ぐことが出来ますし、
更に言えば「きちんとしている所なんだな」という
安心感や誠実さをお客様に伝える事が出来ます。

まぁ僕の場合は、よほどの事がない限り大抵のパソコンで
動くようなゲームプログラムを作るという荒業をしますけどね。


そしてゲームのあらすじやメインとなるシチュエーション、
登場するキャラクター、世界観、設定など、色々と伝えること。

ただ、当然ながらネタバレしないように公開しましょう。


情報が多いと、興味のある人は何気にしっかりと見てくれるんです。

逆に、興味の無い人を手早く切ることもできます。


興味の無い人に、わざわざ無理をして売る必要はありません。

興味のある人に買って頂き、「入り口の流れ」となってもらうのです。

ファーストインパクトにて、最初に売り出す手法は説明しました。

その最初の売り出しですることは「五月雨を集める」事なのです。

そして、その集めた五月雨が、あなたが作った源泉の川に
流れ込むようにゲート(ど●でもドア)を作ってあげるのです。


例えば、下記リンクのファイルをダウンロードして
解凍ソフトで解凍し、起動してみてください。

デジタルノベル 死神のお手伝い


タイトルメニューに「ホームページ」という項目がありますね。

この項目をクリックすると、ブラウザが立ち上がり、
僕のホームページ「どり〜むきっず」が開きます。

僕のホームページ「どり〜むきっず」では、ゲーム制作を
支援する、有料のeBookをいくつか販売していますよね。

つまり「どり〜むきっず 〜ゲーム制作支援サイト〜」は
僕のeBookを販売しているお店であり、上記のデジタルノベルは
そのお店へと直通で案内する、どこで●ドアみたいな入り口です。


あ、ちなみに「死神のお手伝い」をプレイして面白かったら
このアーカイブを誰かに配布したり、上記のリンクを
誰かに教えてくださると、とても嬉しいです(笑)

僕のお店への入り口が増えますからね(にぱー)


これはあくまでも一つの例ですが、インターネットでは
ページをリンクすることにより、簡単に入り口を作れます。

入り口を作り、そこにお客様から水を流してもらうのです。


これ以上語ってしまうと貴重なノウハウの流出になってしまうので
この辺でストップしておきますが、「ゲート・フロー」について、
少しはわかっていただけたかと存じます。




●どんでん返し


これは「ツァイガルニック効果」のようにゲームを面白くし、
更に強烈なインパクトを与えて深く印象に残す手法です。

よく映画とかでも、「予測不可能な結末」などと言われていますね。


作品自体を面白くするということは先ほども言ったとおり、
「このゲームは面白い!」→「友達にオススメしよう!」
という「口コミ」の流れを作り、自動的に広めることです。


ただ、どんでん返しについては僕自身、まだまだ勉強中の身です。

だから残念ながらあなたにお教えすることは限られています。

そんな僕から言える事は二つです。




・あらすじ.comのサイトを参考にする


あらすじ.com


こちらのサイトでは、「どんでん返し」について深く
研究されており、その手法を詳しく解説されています。

まずは上記リンクをクリックして、サイトに訪れてください。

ゲームを面白くしたいのでしたら必ずためになるはずです。

解説されているのは物語の作り方ですが、ゲームに応用しましょう!




・Ever17をプレイする


Ever17


今ではもはや2000円ほどで買えるほど値下がりしていますが、
このゲームはまぎれもない「お宝」であり「神ゲー」です!

「Ever17をプレイしたことが無いなんて人生の半分は損している」

これは専門学校時代に僕の友人がEver17を進めたときの言葉です。

はじめは半信半疑でした。でも、今の僕は同じ事を言いたい気分です。

「Ever17をプレイしたことが無いなんて人生の半分は損している」

別に僕のアマゾンタグが付いた上記のリンクから
買ってもらわなくても構いません。

ただただ単純に、より多くの方に
この素晴らしいゲームをプレイして欲しいです。

僕が今までの人生でプレイしてきたゲームは沢山ありますが、
この「Ever17」を超えるゲームには今だ出会っておりません。

この「Ever17」こそ、僕の24年間の人生の中で最高の名作です。

だから、何も言わずにこの「Ever17」を買って遊んでください。

Ever17




如何でしたでしょうか?


ちょっとでも誰かのお役に立てたのならそれだけで嬉しいので、
「役に立ったよ!」って思った方は、もし宜しければメール下さい。

僕は寂しがりやなので、一通のほんの2〜3行くらいの
励ましメールで大喜びします!


それでは、次回も色々と語りますのでヨロシクです!




追伸:


実は先日、とある大学生の方から職業インタビューというのを受けました。

しかも「同人ゲームプログラマー」として(苦笑)

ただ僕は同人ゲームプログラマーとしての収入は今のところ無い為、
実際に収入を得ているインフォプレナーとしてインタビューに答えました。

詳しくは下記URLよりどうぞ!

インフォプレナーインタビュー!




追伸2:


長年使っていたベルトが、今にも千切れそうです。

長年履き続けたスニーカーは、もうそこが擦り切れていて
穴まで開いているため、つるつると滑りますし、ぬれた
地面を歩くと一瞬で靴下がグチョグチョになります。

でも、僕の給料ではベルトやスニーカーを
買い換えるだけの余分なお金はありません。

第一、僕は今、24歳ですが、そんな僕が
着ている私服は、ほぼ全て兄のお下がりです。

自分で買ったのは、せいぜい下着とシャツのみです。


でもまぁ、こんなのは余裕で我慢できます。

ベルトは千切れそうではありますが、
まだ首の皮一枚で繋がっていますから使えます。

見た目はボロボロでみっともないですが平気です。

スニーカーの底に穴が開いているのは
今に始まったことではありません。

2〜3年前から、そのまま同じ靴を使い続けています。

冬に履く靴もボロボロですが、そっちはまだ底に穴は
空いていないため、冬は比較的安全に雪道を歩けます。

まぁ、ベルトもスニーカーも安物を探せばどちらも
3000円ほどで買えるという事はわかっているんです。

でも、合計6000円の出費を考えると我慢したくなります。


そんな僕に対して先日、母親がこんなことを言いました。

「3000円でいいから、貸してもらえないかしら」

思わず切なくなりました。

僕の現在の財布の中の残金は、だいたい500〜600円……。

僕は母の為に、たったの3000円すら渡せないのです。


でも、そんな僕からeBookを買ってくださる方の
おかげで、僕にはいくらか預金残高がありました。

先月は車検だったため、かなり使ってしまいましたが、
それでも20000円ほどは残高が残っていました。

PayPalから残高を移動するのは初めてで、数日かかるらしく、
今は待っているのですが、残高を無事に現金にできたら、
その20000円を全て、母親に渡そうと思っています。

「貸す」のではなく「渡す」のです。見返りは求めません。


確かにその残高から6000円を僕の為に使えば、
僕は靴下がグチョグチョにならずに済みますし、
新品のベルトでバイト先に向かう事が出来ます。

でも、僕がほんのちょっと我慢すれば、その6000円分、
僕にとって、非常に大切な母親が楽になれるのです。

だったら僕は少しでも母親を楽にしてやりたいです。


高額にもかかわらず、僕からゲームプログラムのeBookを
買ってくださった方には本当に感謝しています。

おかげで、ほんの少しではありますが、親孝行ができます。

本当にありがとうございました!


次のメルマガで、母親の反応を書けたら書きます。




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発行責任者:早瀬 竜也(たつにい)
公式サイト:「どり〜むきっず」 http://dreamkids.sakura.ne.jp/
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