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めるまがきっず「二次創作考察」


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//         ☆ めるまがきっず ☆
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//     〜ゲームプログラミングを主とした、ゲーム制作支援メルマガ〜
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// 配信者:
//   早瀬 竜也(たつにい)
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// 配信日:
//   2010/05/17
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// 第40回 「二次創作考察」
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かんなり配信間隔あいてしまいました。

どり〜むきっずの早瀬です。

今の仕事に変わってから
メルマガのネタを思いつくのが大変です。


でも、最近の興味は二次創作です。


ネットが普及している今のご時世はもちろん、
昔から人気の漫画やアニメ、ゲームを元に
不特定多数の素人による二次創作の作品が
ポンポンと生まれています。

大抵は素人の作品なので拙いものが出回ってますが
なかには原作に比べ「何かしらの項目」で勝っている
作品もチラホラと見受けられます。


そんな二次創作の作品に対し、僕の独断と偏見による
考察をここに披露したいと思います。

あなたの意見も大歓迎なので、思うことがあったら
気軽にメールください。



・もしも○○だったら


つまりif(イフ)です。

この「もしも」こそが二次創作の始まりだと思います。


原作は続きモノ(連載中の漫画、アニメ等)であれ、
完結モノ(ゲーム、映画等)であれ、既に完成されたものです。

作品の作者が「コレだっ!」と出して、世に出回っています。

その完成された作品である原作のどこかの時系列から
「もしも」の枝分かれが始まり、
二次創作のパラレルワールドという作品になるのです。



・作品愛、キャラ愛、そして不満


二次創作は愛です。

原作という作品への愛でも、
登場する魅力的なキャラクターへの愛でも、
気になるあの子への愛でもかまいません。

この「愛」があるからこそ、先ほどの
「もしも」を考えてしまうのです。


でも、どんなに素晴らしい原作でも、
それは既に完成されているものです。

そこに「不満」が生まれます。

人間は欲深い生き物ですからね。


「この作品は好きだけど、もっとこうなったらなぁ」

と、思ってしまうのが人間です。


例えば、ヒロインに該当する魅力的な女の子が2人居るとします。

その二人を別々に攻略可能なのは、いわゆる
ギャルゲーやエロゲーと言われるものです。

逆に、インタラクティブではない作品、
つまりゲーム以外では、2人の女の子のうち
どちらか一人が主人公とゴールインするということになります。

……まぁ、恋愛云々はうやむやにお茶を濁す作品も多いですが。


とにかく、主人公に選ばれたヒロインは良いのですが、
残りのサブヒロインも魅力的なら、そのキャラのファンなら
「もしも」の可能性を考えてしまうのです。

原作では単なるサブヒロインだけど、もしもあの時こうなって
ああなってと、枝分かれした可能性を悶々と妄想し、
最終的にはそのサブヒロインが主人公とゴールインするという
二次創作のアイディアを考えてしまうのです。


登場するキャラが好きだからこそ、
そのキャラの境遇やら結末やらに不満を抱いてしまう。


それにどんなにその作品が好きでも、
原作者が現在、世に出している作品を
全て消化しつくしてしまったなら、
「その続きが気になる」という不満が生まれます。

今は「無い」から不満なのだけど、
「無いなら作る」のが人間です。



・お手軽さ、自由度の高さ


物語を一から作るというのは、とても大変です。


世界観、登場人物、時代背景、ありとあらゆる
必要な情報をまとめたり、考えたり、発案したり……。

そしてそれを作品という枠組みで感覚的に見せていきます。

だらだらと説明するのではなく、物語の要所要所に
エッセンスとして見せていき、その世界を楽しませる。

だからこそ、その物語に自然と入り込めるのです。


素人がコレをまともにやろうとすると完成しません。


でも「既に完成された世界観、登場人物、時代背景」に
自分なりのエッセンスを加えて「もしも」のお話を
考えるのは、面白いほど簡単です。

二次創作は作り手は勿論のことですが、楽しむ側も
大抵の場合はその元となる原作の世界観や登場人物を
理解したうえで、その二次創作の作品を楽しみます。

だから無理に世界観の説明をしたり、登場人物の
キャラ紹介をしたりせずとも、さして問題はありません。

そうなると、かなり簡略化された作品なのに、
楽しむ側に意図が伝わるという現象すら起こります。


例えば二次創作のSSなどでは、会話のみの作品なのに
キャラクターがどんな風に動いて、どんな物語なのかが
容易に脳内補完で想像がつき、楽しめたりします。

お手軽ですね(笑)


そして、あくまでも「個人的に楽しむ」上なら
作品上、問題となるような描写も「あり」となります。

実際に市販に出回る作品は色々な規制がありますが、
自分で勝手に作って友達や仲間内に見せるだけなら
反社会的な内容や非合法エロスも可能です。


まぁ、オススメはしませんし、そういった作品を
個人的に楽しむ範囲から逸脱して露出してしまい、
お縄になってしまっても、自業自得となりますが。




如何でしたでしょうか?

ゲームの内容からは多少ずれてしまいましたが、
コレを機に好きな作品の二次創作のアイディアを
悶々と妄想してみるのもいいかもしれませんよ?




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