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めるまがきっず「自分の作品制作とプロという選択肢」


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//         ☆ めるまがきっず ☆
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//     〜ゲームプログラミングを主とした、ゲーム制作支援メルマガ〜
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// 配信者:
//   早瀬 竜也(たつにい)
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// 配信日:
//   2009/10/20
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// 第36回 「自分の作品制作とプロという選択肢」
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ご無沙汰しております。

最近では月1回、配信するかしないかの
ペースになってきた、どりーむきっずの早瀬です。


さて、前回のメルマガにて皆さんにネタを求めたところ、
メルマガ読者のツナさんより興味深いネタを頂きました。

ツナさん、ありがとうございます。

この場を借りてお礼申し上げます。


では、ツナさんから頂いたメッセージになります。


>
> 「自分の作品を作る」ということと、
> 「プロになる」という選択肢について
>
>
>
> 就職活動で自分の進路を考えたり、
> 宮崎駿さんの著作を読むにつれて気になったことです。
>
> ゲームでもシナリオでも漫画でも、
> 創作者になりたいと思う人はおのずとそれぞれの「プロ」を
> 目指したがるものだと思います。
>
> 「自分の作品を作りたい」という思いから。
>
>
> しかしゲーム会社なりアニメ会社なりに入って
> その職業に就くということは、「自分の作品を作る」と
> いうこととはちょっと違うと思います。
>
> クライアントの要求や予算、市場のニーズなどに左右され、
> 完成したかと思えば構想とは
> ほど遠いものになっていることもしばしば。
>
> だからといって出世すればなんでも出来るように
> なるかと言えばそうではなくて、
> 多少自由度が上がっただけで予算やらニーズやらに
> 左右されるのは変わらない。
>
>
> 「プロ」であっても、「アーティスト」ではない。
>
> 「プロ」を志した人々は結局妥協して、いち作業員になるか、
> スキルアップのために我慢をするかになってしまっているのが
> 現状ではないでしょうか(偉そうにすみません)
>
> 新田さんが独立したのも、
> そういった事情があってのことだと読み取っています。
>
> それを踏まえての、クリエイターとしての
> 進路の決め方についてどうお思いなのか、
> 是非ご意見をお聞きしたいと思います。
>
>
> またメルマガ読者の皆さんがどう思っているのかも、
> 純粋に興味があります(笑)
>


いやはや、よく考えられていらっしゃると思います。

僕も「自分の作品を作りたい」って目標がありますし、
もちろん、密かに「プロ」を目指していたりします。

では、僕の独断と偏見(笑)による考えを述べていきます。


まず最初に、就職活動をしてゲーム会社等に入社したら、
その会社では、ほぼ確実に自分の作品は作れません。

ただ、第一線で開発に関わり、それで給料を頂いて
生活していけば、ゲーム「製作」能力が抜群に成長していき、
根気と向上心があれば、いずれ「プロフェッショナル」と
まわりから認められることでしょう。


そもそもプロというものは「なる」というものではなく、
「継続する」ものだと、僕は思います。

僕の考えでのゲーム制作(製作でも可)においてのプロは
それを仕事とし、それだけで食っていける人のことです。


ゲーム会社に入社して、厳しい研修や雑用を乗り越え、
製作の現場に立っても負けじと続け、それで生活していければ
その人はプロを継続していると言えます。

業界で生き残るためには、どんどん入ってくる新しい知識を
取り入れ、思考し、発案して、周りのライバル達に負けじと
食らいつき、自分を高めることを継続していくことになります。

時には会社に首を切られるという心配どころか、
倒産を免れるためにも、会社の柱として人一倍努力するか、
今までの経験という武器を持って他の会社に流れるかして、
生活するためのお金を確保するんです。

でも、だからといって自分の作品は作れないでしょう。


そもそも「自分の作品」というものはプロでなくとも作れます。

非常に簡単な話で、ただ単に「作ればいいだけ」です。


自分が作れる範囲で作ってみて、自分が作れない部分は、
作れる人を探して、その人に頼んで作ってもらうのです。

人に頼むということは、その人のスキルにもよりますが、
有償での依頼になることもあるでしょう。

でも、自分の作品にプロなみの品質を求めるのなら、
プロをお金で雇うか、自分がスキルを磨くかになります。


出来上がった作品をどうするかは完全に自由です。

ネットでダウンロード販売して、マーケティングして
継続的に、月に約20万円も稼ぐことが出来て、
そのお金だけで生活できるのなら、それもプロです。


ゲーム会社に入社=ゲーム製作のプロ

こういった単純な話ではなく、それで食っていけるか
という考えでプロを定義すると色々な選択肢が
見えてくると僕は思います。


ゲーム会社の社長さんは、就職活動して入社した訳ではなく、
起業して社長となり、お金で人を雇い、利益を上げている人も
確実にいらっしゃることでしょう。

そういった人は就職活動ではなく、起業活動をした人であり、
下請け会社で無いのであれば、
社長なのだから自分の好きなように
社員に指示を出して「自分のゲーム」が作れます。


あとは、自分にとって機転となるような名作ゲームがあり、
もし可能なら、その後続作品に携わりたいというのなら、
そのゲーム会社に入社して、社員として製作に関われたのなら
その人にとっては、とても本望な事だと思われます。

しかも、そのとき製作した作品が、自分にとって最高なら
自分が企画したゲームでなくとも「自分達の作品」と
胸を張っていえると僕は思います。


そんで、僕はというと、プロ意識よりも
「自分の作品を作りたい」という意思のほうが強く、
ゲーム製作会社への入社には、さほど興味は沸きません。

でも、そう思えるようになったのは、
「ゲーム会社に入社しても、自分のゲームは作れない」と
本当の意味でしっかりと理解したからです。

専門学校時代の僕は良くも悪くも真っ直ぐだったので、
実際に10社以上のゲーム会社に、書類やゲーム作品を
送っていましたが、今では自分の作品を作るための道を
マイペースに進んでおります。


道は決して一つではない。


こんな道もあると思います。

ゲーム会社に入社して、スキルを磨きつつも貯金をして、
頃合を見計らって、スパッっと会社を辞め、
貯金で生活しながら個人でゲーム制作を行う。

このときは個人制作なのでPCゲームでも良いと思います。

もし完成しなかったら、経験者という武器をもって
ゲーム会社に再就職するでも良いし(ゲーム会社は
経験者にとっては、結構広き門だったりします)
計画的に遂行して完成させられたのなら、
その作品は完全なる「自分の作品」なので、
あとはいかにして売り出すかです。

作品が売れるかは勿論、作品のよしあしにも
関わってくるとは存じますが、それよりなにより
マーケティングが重要になってきます。

うまい具合に流行ってくれれば、
「ひぐらしのなく頃に」みたいにコンシューマでも
制作企画を出すことが出来るかもしれません。

まるで夢物語みたいな話ですが、こういった道は
実際に挑戦した人のみが、その道を進むことが可能です。


今は会社に就職したとしても、その会社に骨を埋めるまで
働くなんて事は無い時代です。

ステップアップとして転職したり、起業したり、
確固たる目標を達成するための活動を行ったり、
本人にその気があれば、本当にいろいろな事が出来ます。

それに、途中で挫折してしまったとしても、
しばらくひとりになってみて、冷静に考え、
また立ち上がろうと思ったのなら、
いくらでもやり直しが可能です。

疲れていたり、ストレスが溜まっていたり、
鬱になったりすると、諦めたくもなります。

でも心置きなく休んで、心身ともに健康になると、
「またやってみようかな?」って思えることもあります。

生きてさえいれば、何度でも挑戦すればいいんです。


少し無責任な言い方になるかもしれませんが、
周りになんと言われようとも自分の人生は自分が決めること。

自分で責任を取れるのなら、色々と挑戦してみるんですよ。

就職は確かに大切ですが、それが全てではない。

大切なのは「確固とした目標」を達成することであり、
その目標への道のりとなるべく事を着実に行うことです。


これ以上書くと、長くなりそうなので、
この辺で話を切り上げておきます(苦笑)


もし皆さんも、
「自分の作品制作とプロという選択肢」について
意見がございましたら、ご一報くださると嬉しいです。

ツナさん、貴重なご質問、ありがとうございました!




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発行責任者:早瀬 竜也(たつにい)
公式サイト:「どり〜むきっず」 http://dreamkids.sakura.ne.jp/
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