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めるまがきっず「二人の先生(前編)」


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//         ☆ めるまがきっず ☆
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//     〜とっても「ゲーム的なたつにい」による、まったりメルマガ〜
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// 配信者:
//   早瀬 竜也(たつにい)
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// 配信日:
//   2008/03/15
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// 第12回 「二人の先生(前編)」
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みなさんおはようございます! こんにちは! こんばんわ!
どれかは該当すると信じている、早瀬竜也こと「たつにい」です〜




僕には二人の先生がいます。

ゲームプログラムの先生とライブラリプログラムの先生です。


僕はどちらの先生もとっても尊敬していて、この先生達に出会ったおかげで今の僕がある
と信じております。


先生達と出会ったのは200万円もの学費を奨学金(僕の負債)で払い入学した専門学校で
した。


専門学校に入学したせいで僕には負債が出来てしまいましたが、それでも僕は専門学校生
活で200万円に匹敵するモノを得ることが出来ました。

その中でもゲームプログラミングを学ぶ上で、この二人の先生に出会えたことこそ、高い
学費の半分である100万円の価値があったと思っています。


一方のライブラリの先生は生徒達に、Windowsプログラミングでの絵の表示方法や音の鳴
らし方を丁寧に教えてくれて、僕は教わったとおりにWindowsでのゲームライブラリを作
れるようになりました。

もう一方のゲームの先生は、とってもシンプルなライブラリを生徒達に配り「ゲームでも
作ればー?」と言い、自由にゲームプログラムを組ませてくれました。


ライブラリの先生が教えてくれる内容は、ゲーム会社へ書類選考として送る作品を作るた
めに必須といえるもので、みんなそれなりに勉強しました。

勿論、当時ゲームプログラマーを目指していた僕も、他の生徒達を出し抜くほどにライブ
ラリの先生より色んな知識を吸収させてもらいました。


一方、もう片方のゲームの先生は確かに授業料を頂いている建前としての基礎は教えてく
れましたが、基本的には配布したライブラリを使わせ、生徒の自主性に任せ自由に勉強さ
せてくれました。

自由となると怠けて学校のパソコンでネットサーフィンを始めたり、仲の良い友達同士で
雑談を始めたり、何を作って良いのかわからず結局何もしない生徒達が現れましたが、
僕は本気だったためいろんなことにチャレンジしてみました。


学校側の授業のカリキュアムのため、生徒達が最初に教わったプログラミングはゲームの
先生による、自由形式でのゲームプログラムの方でした。

多くの生徒が自分自身の怠惰により足踏みをしている中、僕を含む数名の生徒はゲームの
先生が提供したライブラリによるゲームプログラミングの魅力(面白さ)に取り付かれ、
放課後になってもコンピュータ教室から帰らず、プログラミングをしていました。


ゲームの先生はそんな自主的居残り組である僕達と一緒に、一銭の特にもならない居残り
に付き合い、頭の体操になるような色々な課題を与えてくれました。

ゲームの先生は、他にも面白い体験談を教えてくれたり、話し相手になってくれたりしま
したが、基本的にプログラムの課題に関しての答えは教えてくれず、本人達に答えを見つ
けさせていました。


色んなゲームプログラムを組むのが楽しくて楽しくて仕方が無かった僕は、普通の人が苦
労して覚えるであろう、C言語による配列、構造体、ポインタ、自作関数等を難なく覚え
て使用するようになり、今の知識に物足りなさを感じるようになりました。

何故なら、ゲームの先生が与えてくれたライブラリはゲームアルゴリズムの勉強にとても
適していて、楽しくプログラミングを始めることは出来ましたが、ゲーム作品として人様
に見せれるものではなかったからです。

※これについての詳細は、次回のメルマガにて教えます。


僕は上級生に授業を教えていたライブラリの先生の所に行き、本来ならもっと後の時期に
習うことになる授業の資料を頂き、ライブラリについて学び始めました。

そのとき、ライブラリの先生はとても感心して、快く資料を僕に与えてくれました。


ゲームの先生から「ゲームプログラムはものすごく楽しい」ということを実体験として教
わった僕は、ライブラリの先生が与えてくれた資料で「本来ならもっと授業をしてから学
ぶべき部分」をあっさりとこなしてしまいました。

Windowsプログラミングのメッセージやウィンドウプロシージャの処理、DirextXでの画像
表示の為のライブラリの作成、そしてそれらの機能を使ってのWindowsで遊べるゲームプ
ログラミング……。


↓これが僕が生まれて初めて制作したゲームです。
ザ・チャレンジャー


このゲームを作成したのは、僕が入学してまだ3〜4ヶ月くらいの時期です。


当時の僕はパソコンもかな入力で行っていて自宅で自由に使えるパソコンも持って
おらず、スタートの時点から周りとのハンデがありました。

パソコンでのメールの出し方も知らず、そもそもフリーメールのアドレスすら持っていま
せんでした。


でも、そんな僕でもたった3〜4ヶ月で作品と呼べるゲームプログラムを作成出来るよう
になり、その後、在学中の2年間で5本ものゲーム作品を作り上げることが出来たのは、
プログラムの学びはじめで「ゲームの先生」が与えてくれた「ライブラリ」のおかげだと
思っています。


そのライブラリのおかげで、僕はプログラムをはじめて間もないうちから「ゲームプログ
ラムは楽しい」と思えるようになり、自分から進んで色んなプログラムを覚えるように
なりました。

それこそ普段ゲームプレイをして過ごしていた時間を、まるまるゲームプログラムの勉強
に回していました。


先ほど、二人の先生との出会いこそが、専門学校の高い学費の半分である100万円の価値
があったと言いました。

そして、この「ゲームの先生によるライブラリ」が、僕にとってその更に半分の50万円分
の価値があると思っています。


次回のメルマガではその「ゲームの先生によるライブラリ」の事を詳しく教えようかと
思います。




如何でしたでしょうか?

ちょっとでも誰かのお役に立てたのならそれだけで嬉しいので、「役に立ったよ!」って
思った方は、もし宜しければメール下さい〜
僕は寂しがりやなので、一通のほんの2〜3行くらいの励ましメールで大喜びします!

それでは、次回も色々と語りますのでヨロシクです〜




メールマガジン「めるまがきっず」

発行責任者:早瀬 竜也(たつにい)
公式サイト:「どり〜むきっず」 http://dreamkids.sakura.ne.jp/
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