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めるまがきっず「プログラマーの財産」


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//         ☆ めるまがきっず ☆
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//     〜とっても「ゲーム的なたつにい」による、まったりメルマガ〜
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// 配信者:
//   早瀬 竜也(たつにい)
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// 配信日:
//   2008/01/25
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// 第9回 「プログラマーの財産」
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またまたまったり配信となります〜
少々お疲れ気味な、早瀬竜也こと「たつにい」です〜




実は僕、記憶力にあまり自信がありません。

小学生の頃の漢字テストは、いつも目も当てられないような点数だったし、中学、高校の
頃は英語の単語が覚えられず、毎回毎回テストで苦労していました。

つまるところ、テスト前に一夜漬けで一時的に暗記し、学生時代を乗り切ってきました。
そしてテストが終わると、せっかく覚えた漢字や単語を忘れて、普段の僕に戻るんです。

そんな僕でもプログラムは大得意です。
何故なら、プログラムはカンニングOKだからです!

僕は英語の単語を覚えるのは大の苦手ですが、僕が組むプログラムのソースでは殆どスペ
ルミスがありません。何故なら英単語をカンニングしながら組んでいるからです(笑)

正しい言い方をすると、変数や関数の名前を決めるときには、いつもインターネット等
で、英単語を調べながら決めているんです。

パソコンのハードディスクの容量に限界があるように、人の記憶力にも限界があります。

更に言うと、人の記憶というのは非常にいい加減なものです。

紙やパソコンのテキストファイルにメモった内容は、書き換えなければ変わりません。
でも、人の頭の中にメモった内容は、勝手に書き換わったり、消えてしまったりします。
それが複雑だったり記憶内容が多かったりするなら尚更です。

この世の中に無数にある漢字や英単語を、全て完璧に暗記できるのは、一部の天才とコン
ピュータのみです。

それと同じで、プログラミングも関数やライブラリが無数にあります。

例えばC/C++だと「MSDNライブラリ」を見たり「DirectX」等のヘルプを読んだりすれば、
どれだけ多くの機能があるのか身に染みてわかると思われます。

でも、別にそれらの機能を全て覚える必要はありません。

必要な機能を使いたい時に、それらのヘルプを開いて使い方を確認して組めばOKです。
……まぁ、言語のヘルプを読むのも結構、知識が必要ではあるのですけどね(苦笑)

プログラミング初心者に言うべきアドバイスがあります。

それは「プログラムを組むときは参考資料を見ながら組むべし!」です〜

学校のテストじゃないんだから、カンニングしても減点対象にはなりません。
それどころか、キチンと資料を調べながら組むことにより、初心者でもそれなりのクオリ
ティのプログラムを組み上げることが出来るでしょう。

さて、前置きはここまでにしておいて、本題に入ります。

記憶力に自信のない僕ですが、僕は「一度でも組んだことのあるプログラム」なら、すぐ
に思い出してもう一度くみ上げたり、高速化してくみ上げたりすることが可能です。

何故だと思います? ヒントはこれまでの前置きに含まれていますよ!

ちょっと考えてみてくださいね。

……………………

……………………

…………

…………

……

……

では、答えを言いますね。

僕は今まで組んできたプログラムのソースファイルを、全部とっておいてあるからです。
そして、それらのソースファイルが僕にとってカンニングペーパーとなり、一度でも組ん
だことがあれば、余裕で再度、そのプログラムを組めるというわけです。

ただし、それには「キチンとコメントを付けて組んでいる」条件があります。

人の記憶はいい加減ではありますが不思議なもので、どうしても思い出せなかったことが
ふとしたキッカケで鮮明に思い出せたりするんです。

プログラミングに関しても、一度でも頭をひねって考え、コンパイルして実際に動かして
みたアルゴリズムなら、頭の片隅に保存されるんです。

しかも、キチンとコメントも書いて、しっかりと意味を把握していたのなら、尚更です。

その頭の中の記憶は、そのソースファイルさえとっておけば、別に忘れても構いません。

時間がたって、再度そのプログラムを組まなければならない事があったとき、そのソース
ファイルを見れば、それが引き金でしっかりと思い出せます。

もし思い出せなくても、そのソースファイルが答えなので、要所要所を書き換えて丸写し
でもなんら問題はありません。

自分が組み上げたプログラムのソースファイルなら、どこにどんなアルゴリズムを書いた
のか、なんとなく覚えているはずです。

自分が組んだプログラムのソースファイルから掘り起こすのは、他人が組んだソースファ
イルから掘り起こすより、何倍も楽で簡単です。

プログラマーは一つのアルゴリズムを組むときにのみ、色んな参考資料とにらめっこして
メモ用紙に構築イメージを書いたり頭の中で複雑な計算をすればいいんです。

そうして自分のパソコンのハードディスクなりCD-Rなりに、自分でくみ上げたプログラム
のソースファイルを蓄積していき、次回で必要になったら掘り起こせばいいんです。

自分自身で色々なプログラムを組んで、それを蓄積していったプログラマーは、掘り起こ
せる引き出しが沢山あるため、やたらと仕事が速いです。

それこそプログラマーの財産といえるでしょう。




如何でしたでしょうか?

ちょっとでも誰かのお役に立てたのならそれだけで嬉しいので、「役に立ったよ!」って
思った方は、もし宜しければメール下さい〜
僕は寂しがりやなので、一通のほんの2〜3行くらいの励ましメールで大喜びします!

それでは、次回も色々と語りますのでヨロシクです〜




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